どうしても気になってしまう謎の飲食店があったので足を運んでみた。
イタダキへのアクセス
住所:福岡県みやま市高田町濃施369−2
積文館の正面に、「イタダキ」がある。

イタダキの外観

なぜ気になるのかというと、まずこの高田町付近に新店で飲食店を出すということ自体が珍しいし、なにより岐阜のソウルフードである「鶏(けい)ちゃん」とやらをなぜみやま市で展開しようと思ったのかが謎だ。
良い意味で浮いているのでどうしても視界に入ってします。
これは入店してみるしかない。
イタダキの店内
イタダキは岐阜のソウルフード「けいちゃん」の専門店ということらしい。


みやま市らしくないおしゃれな店内。
そしてイケメンの若い店長がいるので女子は要チェックだ。
鶏(けい)ちゃんとは
「鶏(けい)ちゃん」は、下呂市を中心とする南飛騨地方や郡上市を中心とする奥美濃地方の郷土料理です。しょうゆや味噌をベースにしたタレに漬け込んだ鶏肉をキャベツなどといっしょに焼いて食べるシンプルな料理です。
http://keichan-us.com/keichan-info/
「鶏(けい)ちゃん」は鶏版の「びっくり亭」!?
ケンミンショーの岐阜編で特集されていたのを観たことがある。
そんなのうまいに決まってる。
いや、というか旨かった、どこぞのアンテナショップで売ってあった真空パックのものを買って食べた覚えがある。
そして、福岡県民なら既視感を感じる人も多いかもしれないが、要は「びっくり亭」の鶏版的な奴!?
そうだと知っていれば即入店していたのだが躊躇してしまった。
私は「びっくり亭」を食べない期間が続くと「味噌切れ」を起こして禁断症状が出てしまうので、定期的に「びっくり亭」で味噌チャージを行う必要がある。
味噌切れする度に、わざわざ電車で南福岡まで言って「びっくり亭」の鉄板焼きを食って返ってくるのだが、もうその心配はしなくていいかもしれない。
けいちゃんのメニュー
イタダキは「けいちゃん」と「唐揚げ」が人気とおことで、「けいちゃん」のダブルサイズと店員おすすめの「唐揚げ」を注文。
イタダキの鶏ちゃん(けいちゃん)

勢いでダブルサイズを注文してしまったが食べきれるだろうか、、、
(余裕で食べれました)

まずはこの鶏ちゃん、鶏がプリプリなんですよ。
どうしても鶏はパサついたり硬くなったりしがちなのですが、やわらかくて弾力のある食感。
そして鶏に染みた甘めの味噌だれが口の中に広がる。
びっくり亭の鶏版と表現してしまったが、これは「けいちゃん」だ。
「けいちゃん」としてのアイデンティティがある。
とはいえ、びっくり亭と同じソウルを感じるし、岐阜県民と根っこで繋がったような気がする。
イタダキの唐揚げ
そしておススメされた唐揚げ。

食感が非常にやわらかく、衣や下味に頼らない鶏肉のうまみを感じることができる。
鶏全般の調理に関しての本気度と鶏愛が感じられる。
これなら鶏にうるさい福岡県民も納得の味だ。
なぜ福岡で岐阜のソウルフード「けいちゃん」を!?
多くの人が気になるポイントだろうからそこんところを店長に聞いてみた。
店長はもともと八女出身で岐阜で働いていたときに「けいちゃん」に出会い、惚れてしまったらしい。
そこから「けいちゃん」のお店で修行を積み、福岡で「けいちゃん」を知ってもらうためにお店をオープンしたとのこと。
わかるぜ、その飯に対する熱い思い!
私も口コミと、このブログで布教するしかなかろう。
もともと鶏好きで鉄板焼き文化のある福岡なら馴染みやすいし必ず受け入れられる!
現在は鶏ちゃんの本来の形ではない
本来のけいちゃんは、鶏のジンギスカンスタイルで複数人で鉄板を囲んで調理しながら食べるスタイルらしいのだが、コロナ過で密を避けるためにスキレットで一人分として提供しているとのこと。
コロナが収束してみんなで「けいちゃん」を囲める日が来るといいですね。
鶏と味噌で飯をかきこみたいような日は、是非イタダキに足を運んでイタダキ、本場の「鶏ちゃん(けいちゃん)を味わってみてはいかがでしょうか。
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