まず、最初にお伝えしたいのが「とんかつ紅の豚」はお世辞抜きで凄まじく美味しいとんかつ屋さんであるということ。
とんかつはよく食べるのですが、今まで食べたとんかつの中で断トツで美味しいとんかつで、とんかつの概念が覆るほどでした。
とんかつ紅の豚がどれだけ魅力的なお店なのかをお伝えできればと思います。
とんかつ紅の豚へのアクセス
住所:福岡県みやま市瀬高町坂田1073
209号沿いのとんかつ専門店、近くに大力うどんや焼肉小柳があります。
とんかつ紅の豚の外観
豚の鼻の看板が目印です。
強気のとんかつ!頑固おやじの店
「とんかつ紅の豚」は頻繁に車で横切っていたので気になってはいたんですよ。
しかし、店の壁に「本気で美味しいとんかつを食べたい方だけご来店下さい」の文字が、、、
明らかに頑固おやじがこだわってる感がにじみ出ていて非常に入りにくくて躊躇していました。
この時点では「こだわったところで、とんかつは所詮とんかつ」としか考えていませんでした、、、
とんかつ紅の豚の注意!香水禁止!
【香水、柔軟剤等の臭いの強い方】
美味しいとんかつを出したくありません。
高級店に行っても本当の料理人は、美味しい料理を出したくありません。
来なくても構わないからです。
気付きましょう。
紅の豚に足を運ぶ際は香水をつけないようにしましょうね!
とんかつ紅の豚の店内
カウンターと数席のテーブルがあり、広くもなく狭くもなくといったところ。
オープンしてすぐに入店したにもかかわらず3組ほどのお客さんがいらっしゃって、人気なのが伺える。
ブランド豚「六白黒豚」を使用
店内に掲示されている掲示物を眺めてみる。
どうやら六白黒豚という最高級な豚肉を使用しているらしい。
六白黒豚とは
ADemotion 六白黒豚とは・・・
鹿児島産純粋黒豚の中でも流通量の1%にも満たないため、 幻とも言われる最高クラスのブランドを誇る『六白黒豚』は、 体に六ヶ所白い部分があるのが特徴。 餌にサツマイモなどの植物性飼料を配合し、きめが細かく、歯切れが良いお肉です。 アミノ酸の量が多いため、肉質が柔らかく、ほのかな甘みを持っています。
とんかつ紅の豚の食べ方ルール
掲示物の中には注意書きのようなものも、、、
六白(ろっぱく)黒豚ロース部位の食べ方
まず、とんかつに対し感謝の意を・・・。
とんかつ脂身(白身)の部分に鹿児島県産の甘口醤油を少々垂らし香川県和からしを付け速やかにお食べ下さい。
とんかつ愛がヤバい!
この時点では、「面倒な店だな、ソースぶっかけて食わせろよ」くらいにしか思っていませんでしたが、後にこの考え方が間違っていることに反省することになる。
とんかつ紅の豚の美味しい食べ方
極上ロースかつ、ロースかつは、まず左側に鹿児島県産醤油を2~3滴と和からしをつけてお召し上がり下さい。ヒレカツ、並ヒレカツはまず何もつけずそのまま食べ、次は白トリュフの塩を肉の断面に少量つけお召し上がりください。
次に生姜の醤油漬けと一緒にお召し上がり下さい。
本崎本枯れの出汁はそのままお飲み下さい。
ソースらしきものは一応置いてあるものの、今回はソースを使うことはなさそうだ。
とんかつ紅の豚メニュー
どれもそこそこのお値段。
低価格とんかつチェーンに慣れてしまっているが、とんかつは本来このくらいの価格帯が普通だ。
何を注文したらいいかわからないので、バイトの女の子に「おすすめメニューは何ですか?」と聞いてしまったのだが、頑固おやじの店でおすすめメニューを聞くなど笑止千万!
頑固おやじの店は全部おすすめに決まっている。
バイトの女の子も答えに困ってたので、すかさずロースかつ定食を注文。
とんかつ紅の豚「ロースかつ定食」
キャベツ、ごはん、笹が敷かれた下駄で提供されるとんかつ。
これは私が知っているとんかつ定食ではない、、、
脂身の多い部分を醤油で頂く
まずは、左側の油の部分に醬油を垂らし、和からしを付けて食べてみることにする。
脂が甘い!!噛んだ瞬間にサラリとした豚の脂で口の中いっぱいに広がる!
その脂の甘さを鹿児島県産の醤油が引き立ててている!
この時点でもう「紅の豚」の虜!!!
やべぇ店見つけたわ、、、
生姜の醤油漬けで頂く
脂身部分を食べ終わったころに、店主が「後はしょうがで食べてください」とおちょこの上に生姜の醤油漬けの小皿が乗ったものを持ってきてくれた。
小皿の下のおちょこは「本崎本枯れの出汁」のようだ。
「とんかつを生姜で食べる!?」などという疑問はこの時点では思い浮かばない。
なぜなら最初にとんかつを醤油で食べた時点で、この店に対する絶対的な信頼を寄せているからだ。
この店主の言った通りに食っとけば間違いなく美味しいとんかつを味わわせてくれるに違いない。
本崎本枯れの出汁を飲む
これがマジで香り高くて上品で最高の出汁。
都会では出汁を提供するカフェがあったりしますが、そのような次元ではありません。
口の中に残るとんかつの油と出汁が混ざって脳みそがバグります。
本崎本枯れの出汁を飲むことによって最高のとんかつ体験が締まります。
ソースで食うとんかつは邪道
とんかつにはソースだと、そういうふうに考えていた時期が僕にもありました。
とんかつは少しお高い食べ物だった時期は過ぎ去り「かつや」「松のや」など低価格とんかつチェーンが幅を利かせており、私も頻繁に利用していました。
しかし、それは味の濃いソースぶっかけて白飯をかきこむジャンクフードに過ぎない。
そんな風に考えてしまうくらい「紅の豚」のとんかつは美味いんです。
豚の品質、揚げ、調味料全てが調和した、九州一!日本一!?美味しいとんかつ専門店
ここまで褒めちぎると、胡散臭い記事になってしまいそうだがあえてさらなる賛辞を送りたい。
食ったことないレベルの美味しい豚、余熱で火が通るほんのり赤い揚げ具合、研究を重ねたであろう調味料の組み合わせ、どれをとっても非の打ち所がない最高のとんかつ。
こんなお店がみやま市の瀬高町に存在することを私は誇りに思います。
とんかつ愛が強すぎて入店しにくい頑固おやじのお店かもしれませんが、一度店主の言うとおりにとんかつを食べてみてください。
マジでぶっ飛びますよ!
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