清水寺に参拝した際に風情あるお茶屋さんを見かけたので伺ってみました。
竹屋のアクセス
住所:福岡県みやま市瀬高町本吉954
本吉山清水寺の三重塔の先にあります。
清水山の中腹にあるので歩いていくしかなく、アクセスは悪いですが清水寺が人気なので時期によっては混雑するかもしれません。
春は桜、秋は紅葉などを楽しめるそうです。
竹屋の外観
山奥の茶屋にしては可愛らしい凝った看板と外観ですね。
伝統工芸品「きじ車」
お店の前には「きじ車」などのお土産が所狭しと並べられています。
「きじ車」は九清水寺周辺で作られている伝統工芸品の郷土玩具です。
きじ馬は子どもの健やかな成長を願う縁起物です。
私が幼いころに家にあったなぁと懐かしい気持ちになります。
来店した有名人のお写真
ローカルタレントから大物有名人まで。
田舎のお店にとっては誇りですよね。
外のベンチには藤!
なんと外のベンチには藤のつるが!
初夏になったらこの藤を見るために来店してもいいかもしれません。
藤の花の下でお食事ができるなんて最高ですね!
竹屋の店内
一階
大きな窓があり太陽の光と周辺の緑をを感じることができます。
大きな木から切り出されたテーブルはおそらく清水山の木から作られているのでしょうね。
外で清水山の風と景観を楽しみながらお食事することも出ます。
天気がいいときは普賢岳を眺めることができるらしいです。
二階
二階には宴会もできるほどの大きな座敷があります。
きじ車
郷土玩具「きじ車の由来」
北原白秋の詩にも詠われた九州独特の郷土玩具、きじ車。その歴史は古く、806年頃に伝教大師が唐から帰国の際に現在の清水寺がある山に導かれ、道に迷ったところで一羽の雉(きじ)が道案内をしたという伝説が由来となっています。原型が出来たのは150年以上前の文政年間で、当時の清水寺住職、隆安法師(りゅうあんほうし)が宮大工の井上嘉平次に指導し、制作させたものです。 開運、縁結び、家庭円満のお守り、玩具として親しまれたきじ車の文化は、さまざま形で岡県外にも広がりました。 現存や廃絶も含めて、大分や熊本などに約30ヶ所の産地があることが確認されています。
発祥となった清水寺のあるみやま市(旧・瀬高町)では、きじ車が現在も生産されています。
郷土玩具 きじ車 〜 素朴だからこそ忘れられない、思い出の玩具 – 伝統の技 – アクロス福岡
伝説にちなんで「きじ車」には開運や縁結び・家内円満への「道案内」をしてくれる縁起があるそうです。
店主のおばあちゃんが色を塗られているそうです。
現在はこのあたりできじ車を買えるのは竹屋だけとのこと。
竹屋の歴史
店主のおばあちゃんは2023年時点で81歳。
竹屋はおばあちゃんが生まれる前からあったらしく、歴史としては100年以上になるとのこと。
台風が来るたびに破壊されるため、昭和43年に鉄筋で建て替えたそうです。
竹屋のメニュー
竹うどん | 650円 |
竹うどん定食 | 1400円 |
カレー定食 | 1200円 |
せせりの炭火焼 | 700円 |
さしみこんにゃく | 700円 |
おすすめメニューを聞いたところ「カレー定食(うどん付き)」らしいのだが、今日はそんなに食える気がしない。
カレーは今度食べることにして「竹うどん」を注文しました。
竹屋の山菜うどん
おおおおおお!竹の器!!!!おしゃれ!
筍と山菜など具沢山
大きなほくほくのタケノコと、わかめが沢山。
そして「わらび」「ぜんまい」などいろんな種類の山菜が数えきれないほど入っていました。
全体的な量としては少なめなのですが、いろんな具の味を楽しめるので満足度が高い!
昆布だしの効いたおつゆ
昆布だしを強く感じる濃い目のつゆが、坂道を登って疲れた体に染みます。
竹屋は清水山の癒しスポット
おばあちゃんが気さくでフレンドリーで超かわいい!
エアコンの温度を気遣ってくれたり、おもてなしが心地よかったです。
料理も丁寧で手が込んでいてとてもおいしかったので次は他のメニューも試してみましょうかね!
またおばあちゃんに会いに行きたいと思います。
いつまでも元気で長生きしてね!
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