タイトルは私の愛するロックバンド「Goo Goo Dolls」のキャッチフレーズ「アメリカで最も有名な無名バンド」をもじりました。
今回は地元に長年愛され続ける、食べ飽きないラーメン店「柳屋食堂」をご紹介します。
何度聴いても飽きない音楽ってありますよね、そんな地元に愛されるラーメン店です。
中学生以来20年ぶりに足を運んでみました。
柳屋食堂へのアクセス
住所:福岡県みやま市高田町江浦町545-1
江の浦小学校の近く、大牟田から柳川へ行く途中の国道208号線沿いの交差点の角にあります。
炭鉱が盛んだった時代は賑わっていたであろうショッピングセンターのシャッター街でひっそりと営業している。
思い出話になりますが、私が中学生のころ(約20年前)柳屋食堂の正面にある「吉永文具」に「KOF(キングオブファイターズ)」が置いてあってよく遊んでたんです。
今日は締まってるけど今はどうなってるんだろう。

柳屋食堂の外観

20年前と変わらない外観と歴史を感じる暖簾。
この暖簾があるからラーメン屋としてなんとか認識できるが、それ以外に目印になるようなものは何もない。
店前の駐車場はそんなに広くないので5台ほどしか停められないが、少し離れたところに10台ほど停められる駐車場があるらしい。
柳屋食堂の店内
まさに昭和のラーメン屋という店内。

L字型のカウンター席8席ほどで、奥に座敷があるらしいのだが入ったことは無い。
ラーメン仙人

柳屋食堂の名物初代店主「ラーメン仙人」こと柳詰道男さん。
20年ぶりなので私はあまり覚えていないのだが、あまり愛想がよくなかった印象だけはある(笑)
柳屋食堂の歴史「ルーツは陳来軒」
ラーメン仙人である大将に話しかけると「昔は行列ができていて…」のようなことを話してくれたのだが大半が聞き取れなかったので下記に「ラーメンWish」の記事を引用する。
「柳屋」は、大将の柳詰道男さんの妻、啓子さんが1971(昭和46年)に開いた。
絶対啜るべき“昭和の豚骨ラーメン”「柳屋」 豚骨戦士 福岡のラーメンを斬る! VOL.52〜ふるさとwish みやま市〜
啓子さんはみやま市(旧高田町)出身で、仕出し店など家業が戦後より料理に携わる仕事をしていたこともあり、久留米や大牟田で人気を博していた豚骨ラーメン店を始めることを決意する。
地元にかつてあった「陳来軒」でラーメン作りを学んだ。
しばらくは啓子さん1人で店を切り盛りしていたが、道男さんもほどなく店に入るようになり、現在は2人の息子である道徳さん(1968年生まれ)が代を継いでいる。
ラーメンは、豚頭、ゲンコツ、背ガラなどさまざまな部位の豚骨に、鶏ガラも時間差で加えて煮込む共出し。
塩気もしっかりと効き、地元「マルヱ醤油」で作るカエシのふくよかな甘味も感じる。ラードや背脂を使っていないので後味は比較的さっぱり。
博多ラーメンより、やや太めの麺は大内田屋製麺(大牟田市)のものを使用。
創業からスープの取り方、麺、素材も変えていない。仕入れの業者もずっと同じで50年近く共に歩んできた。
先に挙げた「陳来軒」の源流は定かではないが、「柳屋」のラーメンのビジュアル、味わいから察するにやはり久留米系であろう。
親子3代続くラーメン店
現在は2代目と3代目を中心に切り盛りされているようだが、奥に皿洗いをする4代目らしき姿も見え隠れする。
創業50年ほどだが、もしかしたら100年続くかもしれない。
関東でチェーン展開
実は息子さんが「九州ラーメン 元祖柳屋」として関東でチェーン展開していたらしいのだが現在はどうなっているか不明。
今度詳しく聞いてみることにしよう。
柳屋食堂のメニュー
ラーメン、ちゃんぽん、チャーハンが看板メニュー。
たしか替え玉もできた記憶があるがメニューには含まれていない。

ラーメン | 600円 |
大盛ラーメン | 650円 |
チャーシューメン | 750円 |
大盛チャーシューメン | 800円 |
ちゃんぽん | 700円 |
やきそば | 700円 |
やきめし | 700円 |
とりあえず20年ぶりということでラーメン(600円)を注文。
チャーハンとちゃんぽんは食べたことなかったので次回頼んでみようと思う。
柳屋食堂のラーメン
さてさて20年ぶりに食う柳屋のラーメンはいかがなものか。

20年前と変わらない味、中学生の頃の思い出がよみがえる。
スープはポタージュ系でトロっとした感じで、濃厚だけどクドくないゴクゴクの飲める系。
しっかり豚骨を感じる味わいだが臭みはない。
チャーシューは弾力があり厚みが感じられて美味しい。
かなり手が込んでいると思われる。

博多ラーメンは細麺が主流だが、柳屋食堂は少し太め。
福岡のラーメンは久留米から南に下ると少し麺が太い傾向があり、このあたりのラーメンではこのくらいの太さの麺が主流だ。
柳屋食堂はみやま市のラーメン代表
正直、私が中学生の頃の柳屋食堂の印象は、どこにでもある田舎のラーメン屋という印象しかありませんでした。
しかし、20年ぶりに足を運んでみたら、みやま市で着々と歴史を紡いできた老舗の名店となっていました。
これからも末永く地元民に愛されながら美味しいラーメンを提供していくことでしょう。
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